愛知、岐阜、三重の中部地方の人間にとって、スガキヤはスーパーの店内にあり、買い物に来たついでに母親と行ったり、小学生以降は友人と一緒に来たり、高校の帰りに寄ったりと当たり前の存在でした。
マックなどのファストフードはまだまだ値段が高く、1987年マックの「サンキューセット」が出て来るまでは、私達、昭和の子供のファストフードはスガキヤしかありませんでした。
低価格のため、「子供が成長して、最初に自分のお金で外食する店」として今も昔も庶民の味方です。
ラーメンとソフトクリームで490円。ワンコインあれば、食事とデザートが食べられて十分満足できる。ご飯ものとサラダのセットメニューもあるので、がっつりも食べられる。
元々は甘味の店として創業して、ラーメンは後にはじめたという歴史があります。ソフトクリーム、クリームあんみつ、夏の氷などなど。地元のスーパーのフードコートに大体あるので、買い物帰り、学校帰り何かのついでに気楽に立ち寄れます。
大人になった今でも、食べ慣れた味が恋しくなって足を運んでしまいます。低価格なのも魅力的です。確か子供の頃はラーメン1杯190円だったとと思うので随分高くなりましたが、それでも和風とんこつ味のラーメンが、一杯330円(税込)という低価格はうれしいです。
ちなみに、同チェーンで採用しているレンゲとフォークが一体になった「ラーメンフォーク」は、その優れたデザイン性から、「ニューヨーク近代美術館」のミュージアムショップで販売されています。デザイン性が重視されている分、若干使いにくいのであまり使われていないような…。昔のラーメンスプーンの方がお洒落じゃなかったけど使いやすかったような…。
さて、今回は夏季限定の冷やしラーメンを食べました。
麺の下には氷が3個入っていて、最後まで冷え冷えで食べられました。さっぱり味の醤油ベースのたれに、さらに盛り付けられたレモンを絞ってかけるとさっぱりたべられ蒸し暑い名古屋の夏にはピッタリです。
もちろんマヨネーズをかけて食べますが、からしもついているので、マヨネーズで物足りなくなったら味変もできます。
つい先日も子供が新商品のチョコバナナソフトが食べたいというので、おやつを食べにスガキヤに行きました。デザートを食べたい気分ではなかったので、ミニラーメンを食べましたが小腹がすいたお腹にちょうどよく、やっぱりおいしくってスープまで飲み干してしまいました。
ミニラーメンは小さい子供が食べるのにもちょうど良い量なんですよねー。いろいろな選択肢があるのも利用しやすい点だと思います。
小さい時からずっと食べているので、DNAにスガキヤって書き込まれているのではと思うほどです。無性に食べたくなる時にそう思います。
コロナ渦でスガキヤが店舗整理をしているようです。とてもさびしい。近くの店舗が閉鎖しませんように。
スガキヤはお値打ちスイーツも外せません
スガキヤだけではありませんよ。岐阜タンメンも人気あります。