名古屋の老舗喫茶店、「コンパル」発祥の名古屋名物。
テレビ取材で必ず取り上げられる「エビフライサンド」の実食レポートです。
喫茶店のパンについても考えてみました。
サカエチカのコンパルでランチ
エビフライサンド
エビフライ入りのトーストサンドです。
こんがり焼かれたトースト、サクッと揚げられたエビフライに卵焼き、千切りキャベツのフレッシュな味や食感、タルタルソースとケチャップベースのカツソースのダブルソース。
全ての味が絶妙に混ざり合う。
こんなに食べにくかったか?
幼い頃、母と栄に遊びにきた帰りにテイクアウトすることが多かった。
家に帰って食べる頃にはパンもエビフライの衣もしっとり、キャベツもしんなりして箱の形にサンドイッチも落ち着いているからボロボロこぼれることはなかった。
これはこれでおいしいのだけども…。
できたてはボロボロこぼれおちるし、手はタルタルソースやカツソースでベトベトになる。
でも温かくて、パンやエビフライがサックサクで、シャキッとしたフレッシュなキャベツの食感があり、ダブルソースが混ざり合い、テイクアウトとは違う、出来立てだからこそのおいしさがあります。
アイスコーヒー
デミタスカップに入った濃いめのホットコーヒーを氷の入ったグラスに注ぎ、一気に冷やすので味や香りが引き立ちます。
ホットコーヒーと同じ原料を濃縮して作られていますが、氷が溶けて薄まるので苦くはなく、コーヒーの香りが最後まで残ります。
ミルクの乳成分が濃く濃厚なので、まろやかな味わいになります。
砂糖なしでも苦くないです。
あっさり味が好みの方はミルクの量を加減した方がよいかもしれません。
クレジットカードは使用不可
喫茶店のパン
コンパルが使用しているパンのメーカーは残念ながら分かりませんが、名古屋の喫茶店といえばモーニング。
モーニングといえば、トースト。
本間製パン、エースベーキング、永楽堂は地元では知られた業務用パンメーカーです。
中でも喫茶店シェア約50%の「本間製パン」の本間パンのおいしさを実感した出来事がありました。
本間パンのおいしさを実感
ゆめあかり食パン
愛知県産の希少な小麦「ゆめあかり」を100%使用。
天然酵母のパネトーネ種とルパン種を使用し、甘味は少ないが深みのある味と芳醇な香り。
もっちりした食感。
ずっしりとした重み。
1.7斤で410円(税込)
名古屋駅の名鉄百貨店地下の本間製パンの直売所で購入できます。
ゆめあかり食パンを実食
好みの厚さにカットして食べてくださいと外袋に書いてあるので、薄くカットして食べるとイマイチなのです。
喫茶店で食べるモーニングのトーストのように厚切りにし、さらにたて半分にカットしてトーストすると、サクサクの食感と内部のもちもちの食感のバランスが良く、しかもパンをかじった時においしい香りがぐっと引き立ちます。
喫茶店でトースト食べてるみたいで感動しました。
名古屋の著名なライター、大竹敏之さんの業務用パンメーカーの記事によると、
業務用パンメーカーの役割は、パンを喫茶店に卸すだけでなく、パンの切り方、おいしい焼き方、サンドイッチのつくり方のアドバイスをしているとのこと。
いつも喫茶店で食べているトーストは、パンをおいしく食べてもらいたいパンメーカーと喫茶店の協力で成り立っているんだと身をもって感じました。
まとめ
名古屋にきたら、コンパルのエビフライサンド、ぜひ食べてもらいたいです。
ホットドッグもおいしいですよ。
名古屋が誇る喫茶店、モーニングの文化をこれからも大切にしていきたいですね。
トーストひとつでいろいろ考えさせられることがありました。