名古屋の車窓観光+名古屋港クルーズを組み合わせた水陸両用バス「名古屋マリンライダー」の運行が2021年11月2日より始まりました。
11月中旬の11:50便に乗車してきました。
マリンライダーに興味のある方のために車窓観光+名古屋港クルーズの動画を作りました。
観光の参考にしてもらえたらうれしいです。
- 「名古屋マリンライダー」とは?
- ルートプランと料金
- チケット購入方法
- キャンセルポリシー
- チケットブースと乗り場
- 乗車までにすること
- 国内の水陸両用バス
- 名古屋マリンライダー乗車体験
- ルートは大体こんな感じ
- 車でヒサヤオオドオリパークにきた場合は?
- まとめ
「名古屋マリンライダー」とは?
鯱バスは名古屋・愛知発の観光バスの会社で、約70年の歴史があります。
2021年秋、鯱バスが名古屋初の水陸両用バスの運行を始めました。
その名は「名古屋マリンライダー」。
マリンライダーには運転席以外に窓ガラスがありません。
開放感満点でコロナウイルス感染対策としても万全です。
運転席にはハンドルが2つ。バス用と船用です。
エンジンも2つ搭載していて、バス用はいすゞ、船用はヤンマーだそうです。
2つのエンジンを積んだりしていて改造費がかかるため、車両価格はなんと総額1億円。座席は一脚200万円するそうです。
水陸両用バスが珍しいので市内走行中や名古屋港でも、道行く人々が写真を撮ったり、手を振ってくれたりします。
ルートプランと料金
栄から出発し名古屋港クルーズを含んだルート
- 大人[中学生以上] 3,500円[税込]
- 小人[小学生] 1,750円[税込]
- 幼児[2歳以上未就学児] 500円[税込]
名古屋港クルーズのみのルート
- 大人[中学生以上] 2,800円[税込]
- 小人[小学生] 1,400円[税込]
- 幼児[2歳以上未就学児] 500円[税込]
名古屋港から栄までの帰りの便は無料です。
毎週月曜日は運休。
平日、土日祝1日2〜4便が運航されます。雨天決行です。
運休になるのは引潮の時で、入水時に豪快なスプラッシュ(水しぶき)が体感できないからなのだそうです。
乗車した日の8時30分の便は引潮のため運休でした。
チケット購入方法
チケットブース
現金購入のみ。
運行日の出発25分前まで購入可能。
オンライン購入
鯱バスのマイページ作成(ID・パスワード作成と個人情報入力)とクレジットカード決済が必要です。
受付完了後、鯱バスより受付完了メールが届きます。
チケットは、乗車当日「チケットブース」で受け取ります。
出発時間の「15分前」までにチケット引き換えは済ませましょう。
座席の場所は当日まで分かりませんでした。
電話予約
052-825-4120
土日祝除く9時30分〜18時
チケットは、当日代金(現金)と引き換えて「チケットブース」で受け取ります。
出発時間の「25分前」までに済ませましょう。
キャンセルポリシー
所要時間2時間程度ですが、バス旅行になるので、キャンセル料が発生します。
- 乗車日の10日〜8日前まで チケット代金の20%
- 乗車日の7日〜2日前まで チケット代金の30%
- 乗車日の前日 チケット代金の40%
- 当日 チケット代金の50%
- 連絡なしの当日不参加 全額
運行中止の場合は鯱バスのホームページに掲載するほか、申し込み時に登録した電話番号に直接連絡がくるようです。
チケットブースと乗り場
栄チケットブースと乗り場
チケットブース
テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)の真下にあります。
乗り場
スノーピークの店舗の横の大型車駐車場から乗車します。
目の前に旧東急ハンズが見えます。
名古屋港チケットブースと乗り場
チケットブース
降車しなかったのでわかりません。すみません。
乗り場
ポートハウス前
今回は2週間前にオンライン予約していたので、乗ることができましたが、テレビで紹介されたため満席とのことでした。
1時間前に到着してチケットブースで受付したときには、満席で当日券は無かったです。
しばらくの間、休日は特に混雑するのではないかと思います。
乗車までにすること
チケット引き換え後、「乗車引換書」の記載をする必要があります。
レインコートは雨天時に必要です。
クルーズ中は通常は必要無さそうです。
窓ガラスがないので、雨の場合は相当雨が吹き込むと思います。
レインコートの持参を忘れた場合に1枚300円で購入できます。
初めての雨の日の運行では、お客さんがほとんどいなかったため座席がびしょ濡れで、運行後の掃除が大変だったそうです。
窓ガラスが無いため、悪天候(大雨、風が強い、真冬など)の際はそれなりの対策が必要でしょう。
逆に夏場は暑いけど、バス走行中は風が入ってくるので何とかなるのではないかなと感じました。
乗車前にトイレ済ましておいてください。
バスの中にトイレはありません。
名古屋港の乗り場(ポートハウス)でトイレ休憩があります。
10分前に乗車場へ集合します。旗が立っています。
国内の水陸両用バス
東京、大阪、横浜他各地で運行されています。
「Discovery JAPAN in びわ湖ツアー」を運行している株式会社ティアンドティ・コーポレーション観光事業部は鯱バスの系列会社だそうです。
バスの外観がそっくりですね。
名古屋マリンライダー乗車体験
栄から出発
運転士さんのだいちゃん、バスガイドのかあちゃんとともに出発です。
バスですので、シートベルトを着用し、窓から手や顔を出すことはできません。
栄からの乗車は15人程度でした。
かあちゃんのガイドを聴きながら、栄テレビ塔、大須商店街、金山、熱田神宮、白鳥庭園を経て名古屋港ポートハウス前に到着です。
名古屋港ポートハウスに停車
こちらで栄からの乗客はトイレ休憩をとります。
海上クルーズのみのお客さんが乗車して満席になりました。相席の方もみえました。
子供は救命胴衣を着用します。
法律が改正されて来年2月からは大人も救命胴衣の着用が義務付けられるそうです。
万が一の時、救命胴衣が脱げないように留め具をしめて、下部のひもをしっかり結びます。
子供にとっては窮屈(きゅうくつ)で着心地が悪いため、おそらく2歳ぐらいの子供がずっと泣いていました。
2歳未満は無料で乗車できますが、救命胴衣を安全のために着なければならないことが理解できない年齢の子供の乗車は難しいなと感じました。
名古屋港クルーズへ
ポートハウスを出発し、数分走ったところにある海への入水地点へ到着。
エンジンを船用に切り替え、バスの運転士さんは今度は船長さんになります。
管制塔からの入水許可を待ちます。
かあちゃんのかけ声とともに「3・2・1、ライダー!」水しぶきがあがります。
入水後、船のエンジンが本格始動するまでは少し揺れますが、海上で船酔いする事はありませんでした。
市内走行中はシートベルトを必ず閉めなければなりませんが、船上はシートベルトを外して多少の移動することができます。
手を出して写真を撮ることも可能ですが、海へのスマホ、カメラの落下に注意してください。
ボラなどの魚が水面を飛び跳ねることもあるそうですが、見ることはできませんでした。
名港トリトンからも見ることができますが、より近くでゆっくり見ることができてよかったです。
約20分間のクルーズもいよいよ終了です。
「だいちゃん、がんばれ。だいちゃん、がんばれ!」母ちゃんのかけ声に合わせて、無事に上陸しました。
そのままでは海水で汚れていて走行に支障があるので水で洗い流し、栄に再出発です。
再び名古屋港ポートハウスに到着
こちらで途中下車可能です。
名古屋港水族館、南極観測船ふじ、シートレインランドなどベイエリアの観光ができます。
地下鉄を利用し、名駅や栄など市内中心部へ戻ることができます。
栄に向けて出発
六番町の新幹線の高架橋と名古屋高速の立体交差を通過し、白鳥のセンチュリーホール、大須観音、御園座、伏見を経て栄に戻ってきました。
無事にヒサヤオオドオリパークに到着。
市内観光+クルーズの動画はこちら
ルートは大体こんな感じ
車でヒサヤオオドオリパークにきた場合は?
セントラルパーク地下駐車場
料金は30分ごと300円。平日や夜間は打ち切り料金ありです。
ツアーの出発時間に余裕をもって到着し、終了後ヒサヤオオドオリパークをぶらぶらしたり、テレビ塔に登ったりしていると、知らず知らずのうちに時間が経ってしまいます。
レイヤードヒサヤオオドオリパークとセントラルパークでそれぞれ駐車サービスがあります。
1店舗でのお買上げ金額(税込)に応じて、駐車サービス券がもらえます。
- 2,000円以上お買い上げ 30分無料
- 5,000円以上お買い上げ 60分無料
- 20,000円以上お買い上げ 120分無料
今回は早めに到着し、終了後ごはんを食べて、テレビ塔3階のお土産さんに立ち寄ったら5時間以上経っていました。
買い物もしなかったので、駐車サービスはうけられませんでした。
駐車サービス券、30分券を11枚セット3,000円(税込)を駐車場管理室で購入できます。
今回はこの回数券を利用しました。
ちなみにテレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)3階の展望室は無料で利用することができます。
お土産やさんやカフェもあり、ヒサヤオオドオリパークやオアシス21など栄の景色をたっぷり楽しむことができます。
まとめ
名古屋の歴史や文化について、バスガイドのかあちゃんの話は知らないことも多く新鮮でした。
大人にとっては市内を車窓観光しながら、ガイドさんの話を聞くのは楽しいのですが、子供には時間が長く感じられ退屈してしまったようでした。
我が家の娘(6歳)は金山辺りから名古屋港まで寝てしまいました。
栄までの帰り道もまた眠っていました。
子連れならば名古屋港クルーズのみという選択肢もありだと思いました。
水陸両用バスは一度は体験する価値があると思いました。
山のアクティビティーもいかがですか?
ヒサヤオオドオリパークから近いですよ。魚がでらうまい。