間違い探しです。
どこが違うでしょうか?
お城の屋根をご覧ください。そうです、金シャチが無いんです!
金鯱の無い名古屋城は明治初期、1872年(明治5)にさかのぼります。
オスの金鯱は日本初の博覧会湯島聖堂博覧会に出品された後、全国の博覧会を巡回しました。また、翌年オーストリアのウィーンで開かれた万国博覧会にメスの金鯱が出品されたのでした。
「コロナ禍の早期収束を願って、市民に感謝とエールを伝えて、少しでも早く元気になっていただきたい」というメッセージが込められているそうです。
小学生ぐらいの頃、名古屋城内で金シャチの展示を見たことがあって、大変混雑していたなぁという記憶があります。それは1回目の「名城博1984」でした。
そして今回の金鯱展。屋外展示されています。
「名古屋城外に展示なんておかしくない?」
と主人に聞いてみたら、
「いつも野ざらしだから普通じゃない?」
と返答され、
「確かに…」
とあっさりと納得させられてしまいました。
しかし、かつては金鯱のウロコが盗難にあったことがあります。
金鯱のウロコ盗難事件は1712年に始まり、明治に3度、昭和の盗難では56枚盗まれました。
今回の屋外展示では相当の警備をしているのではないかと思います。
金のシャチホコは何者か?
頭はトラで鋭い歯をもち、尾ビレは上向き、背中に鋭いトゲを持つ想像上の魚で、火災時には水を吐き出し火を消し去る火除けの守り神として信じられてきました。
現在の金鯱は、1945年(昭和20)に名古屋大空襲で天守とともに焼け落ちた後、1959年(昭和34)に復元されたもので2代目です。
1612年(慶長17)につくられたオリジナルに忠実な姿で再現され、名古屋の町のシンボルとして天守から城と町を見守ってきました。
金シャチが地上へ降りるのは復元後3回目。
1回目は1984年(昭和59)に「名城博1984」が開催され、名古屋城再建25周年を記念しておろされました。
2回目は2005年(平成17)の「新世紀・名城博2005」で、「愛知万博」の開会式に参加するためにおろされ、名古屋市内をパレードしました。
そして今回、3回目は「コロナの早期収束」の願いが込められています。
金鯱のオス、メスの違いは?
金鯱は厚み0.15ミリの純金(18金)製で、オスとメスがあります。
オスの方が体が全体的に大きく、うろこの数はメスの方が14枚多い126枚です。
金鯱を見に行こう!
金鯱見学には以下の3つのコースがあります。
①スタンダードコース
②ショートコース
③フォトコース
①スタンダードコース
オスの金鯱と全方向から写真が撮れます。
今回はこちらのコースで金鯱を見てきました。
ほとんど待ち時間なく、オスの金鯱を近くで見ることかできて大満足でした。
②ショートコース
一番外側の仮設の通路から雄と雌の金鯱を見ることができます。
歩きながら見学する形で待ち時間はありません。
③フォトコース
メスの金シャチの近くで記念写真がとれます。
触ることもできるようでした。
撮影した写真と画像データで2000円です。
インフォメーションで整理券を購入します。
さくら祭り
庭園内はさくらが満開です。庭園散策もオススメです。
日が落ちてきて暗くなってきたら、なかなか良い雰囲気でした。夜桜見物も良いですね。
かつての名古屋城の庭園だった名古屋城のお隣の「名城公園」も桜の名所です。
名古屋城周辺は大混雑はしていませんでしたが、夜になっても続々とお客さんが訪れていました。
名古屋城桜まつり期間中は19時30まで開門しています。4月11日までです。
金シャチ横丁は飲食店は営業していますが、えびせんべいの里のようなお土産物屋さんは17時半か18時で閉店してしまっていました。
お買い忘れなく!
場内の売店は営業していました。
御城印は売店で購入できます。
いろいろな金鯱グッズ販売中です。
まとめ
通常17時閉門ですが、3月26〜4月2日までは20時まで閉門時間が延長されています。
金鯱展は19時半まで、本丸御殿への入場は19時までです。
通常よりゆっくり名古屋城を散策できますよ。
金シャチを見逃した方へ朗報です!
金鯱展終了後、栄の三越前ヒロバスで7月11まで金鯱が展示されます。
見逃した方は栄で見ることができますよ。
栄の三越前ヒロバスの目の前
名古屋土産にぜひどうぞ
全国のレンタカー30社比較・予約!1日2000円の最安値!スカイチケットレンタカー