炭焼 うな富士とは?
平成7年(1995年)創業、老舗の多い〝うなぎ激戦区〟名古屋で常に高い評価を得ているうなぎ料理の名店。
一般的なうなぎ屋のうなぎより”3割以上大きい”特大青うなぎのみを使用し、腹開きにこだわっている。「腹開き」はうなぎの肝を形よく取り出すことができるので、肝をのせたうな丼やひつまぶしが名物。
超高温、1000度を超える炭火の地焼きにこだわり、タレは創業以来継ぎ足し。
店舗は本店、白壁別邸、天白別邸、名古屋駅前店(2022.6 open) 、東京有楽町店の5店舗。
うな富士4店舗の場所
炭焼 うな富士 白壁別邸
閑静な住宅地にある日本家屋を改装した店舗と手入れされた日本庭園は、高級感と庶民的な両方の雰囲気を持ち合わせています。
入口に店員さんがいて、1階と2階を選ぶことができます。1階の方が池を臨む景色が間近にみられ人気があるようです。
入口の門の裏が待合になっていて、喫煙できるスペースもあります。
引き戸の玄関口から靴を脱いで店内に入ります。鍵付きの下駄箱あり。
窓際から1、2列は2人掛けテーブル席。
3列目は4人掛けテーブル席。
その奥は多人数が座れる座卓。
人数が増えたり、手前のテーブルが空いてないと部屋の奥の方に案内されるので、1階でも景色は見えにくくなってしまいます。
13時に予約し、1階席を希望したため5分ぐらい待ちました。
店の前に8台分の駐車場がありますが、やや狭めです。
予約はできる?
電話またはネット予約。
ネット予約では座席の指定はできませんでした。
上うな丼(4840円)を実食
はじめに冷たいお水、食事の途中で温かい緑茶がでます。
肝入りのうな丼を頼むつもりでしたが、肝が売り切れのため上うな丼を注文。
単品の肝焼きも売り切れでした。
先付けはきゅうりの昆布あえ。見た目通りの味でおいしいです。
おかわりができるようです。
15分程たってうな丼が出てきました。
うなぎの大きさとふっくらした身の厚さに驚くとともに、うなぎが山盛りでどんぶりいっぱいに入っています。
皮目は香ばしいけど柔らかい。ふっくらした見た目は腹開きにして長焼きにしてあるためか?
ガス焼きは皮や身が固くなり焦げ臭くなる傾向があると思っていますが、炭火焼きのおかげで香ばしく皮や身も柔らかく、脂も程よくくどくなく、とてもおいしく食べやすい。
ご飯は炊きたて。最後まで温かいご飯でうな丼を食べることができて幸せでした。
一度にたくさんご飯を炊くのではなくこまめに炊いているのではないかと思います。
タレがさらっとしていて、ごはんにしみこむ。よくあるどろっとしたタレとは違う。
たまり醤油が少ないのか?
どんぶりの底面のご飯にタレが染み込んでいて味が濃いので、上の方のごはんと混ぜて食べたほうがおいしく食べられます。
尻尾の身はごはんの間に入っていて、どんぶり全体で大きなうなぎが丸ごと1匹分入っていました。
白菜の漬物は辛く、古漬けで味が良くない。
うなぎの酢の物はうなぎのおいしさが半減。
蛤のおすましは普通。
きざみワサビはツンツンした辛さで口の中がさっぱりして良かったです。
ひつまぶしの食レポ期待したあなたへ
個人的な思い込みですが、ひつまぶしはうなぎを3種類の食べ方で食べる様式を楽しむ食べ物だと考えています。
店によっては、お客が多い時間帯は少し冷めたものが出てくることもあります。
食べ方によって少し冷めてもおいしく食べられるからではないかと思っています。
うな丼はうなぎとご飯の美味しさを純粋に楽しめ、味のごまかしがききません。
いつもうな丼を頼むため、ひつまぶしのことはわかりません。悪しからず。
色々な考えがあることは承知しております。
白壁カフェ 花ごよみ
二葉館(旧川上貞奴邸)から徒歩1分。
おにぎりモーニングが有名で軽食メニューも充実している喫茶店。
午後3時過ぎ、二葉館見学後におじゃましました。
コーヒー(飲み物)のおつまみは和菓子で、桜餅。サイズは普通。中のあんこは甘め。
お値打ちなため地元マダムで満席。
店の向かいに無料駐車場あり。
文化のみちとは?
名古屋城から徳川園に至るエリアを文化のみちと名づけ、名古屋市は整備、保存、活用しています。
江戸文化、明治の近代化、大正ロマンを象徴するような建物などの貴重な歴史遺産がたくさん残されています。
文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)
日本の女優第一号 川上貞奴と電力王 福沢桃介(福沢諭吉の婿養子)が共に暮らした家。
創建当時は、文化のみちの北端の東二葉町にあり、2000坪を超える敷地に建てられた斬新で豪華な建物は「二葉御殿」と呼ばれ、政財界人や文化人の集まるサロンでした。
当時の洋風住宅専門会社の「あめりか屋」が設計施工。
米国住宅のデザインを採り入れた和洋折衷な建物です。
和風建築部分は移築された所と復元された所があり、洋風建築部分は再現されました。
建物解体時の調査、建物の古い写真、聞き取り、「あめりか屋」の設計による他の建物を参考に推定復元されています。
ステンドグラス、ソファ、床、天井、造作材など、一部は古材を再利用しています。
建物内部に電気装備が施されており、さすが電力王と思わされます。
照明器具、家具、螺旋階段、凝った床の木目のデザインなどこだわりが感じられ、モダンでお洒落です。
ステンドグラスのひとつは、まるで貞奴が舞っているのを描いたような珍しい絵柄で見入ってしまいました。
美しい外観や豪華な内装などから、大正時代のセレブな暮らしを垣間見ることが出来ます。
駐車場あり。1回300円、30分以内無料。駐車場は空いていました。
名古屋市政資料館
大正11年(1922年)に建築された現存する国内最古の控訴院。ドイツネオバロック建築の建物。
国の重要文化財「旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」として保存・公開するとともに近代司法について学ぶことができます。
また、名古屋市の誕生から現在までの公文書や市政資料を保存・公開していて、名古屋市の歴史を学べます。
外観の赤いレンガタイルと白い支柱の色彩のコントラスト、陰影による立体感と左右対称の形式美に足を止めて見入ってしまいました。
館内に入ると、豪華な広い階段ホールが広がり、大理石と漆喰塗りが合わさった大きな柱、円みのある天井に光が差して色鮮やかに輝く大きなステンドグラスで優雅な気分にさせられます。
ロマンチックな雰囲気があり、ドラマの撮影や結婚式の前撮りに使用されるのも納得です。
それとは対照的な簡素な作りの留置場や独房では少し物悲しい気持ちになりました。
大会議室は家具や部屋の雰囲気から大正時代を感じ、陪審法廷の再現された部屋では当時の裁判所の様子を知ることができます。
建築されてから100年経っていますが、大変美しく保存されていて、これが無料で拝観できるとは驚きです。
無料駐車場もありますが常に満車です。
まとめ
うな富士のうなぎは、名古屋で食べれば有楽町のお店より500〜1000円安く食べられ、しかもおいしいのだから食べない理由はないと思います。
名駅に新店ができましたので、蓬莱軒以外の有名店のうなぎも味わってみてください。
文化のみちへお車でお越しの場合は、二葉館の駐車場(1日300円)を利用してあちこち散策すると良いと思います。