地階にあるお食事処「百福庵」の海老づくしのランチを食レポします。
食事の席
前日12時までに電話予約のみ。
約1週間前に1人で電話予約した時は、第1部・2部ともに空きあり。
5分前までに到着、キャンセルは前日12時までにと注意事項がありました。
- 第1部……11時から12時30分
- 第2部……13時から14時30分
1回10席まで(相席無し)
今回は11時からの第1部におじゃましました。
1テーブル(2人掛け)のみ空席。
当日、食事までの流れ
1階売店の店員さんに予約の名前を伝え、時間まで1階で待機します。
木のベンチがあり、そこで座って待つこともできます。
アンケートに答えると赤えびせんべいがもらえました。
アンケートは
最近は大徳さんで紹介されたようです。
予約客は8名。
時間になると、到着順に1組ずつエレベーターで地下へ。
テーブルに着くとウェルカムメッセージがまず目につきました。
本日使用する国産の車海老が水が入った木桶に4〜5匹泳いでいて、定員さんが各テーブルを周り見せてくれます。
海老まぶし膳と書かれたおしながきには車海老、甘海老、桜海老と海老の文字。
エビの箸置き。
海老づくし。
海老まぶし膳
メニューは海老まぶし膳 2,000円(税抜)のみ
前菜
活き車海老の「塩焼き」、丹波黒豆椀物
頭からしっぽまで食べられると配膳時に説明されたので、普段は頭からかぶりついたりしないのですが、頭からかぶりついてみました。
最初にパリパリのエビの食感と強いうまみが感じられ、次に濃厚な海老味噌の味がかぶさってきます。
さらに食べ進めると、海老の殻の香りが車海老の身のおいしさをより引き立っているように感じました。
はじかみはエビのにおいを消し、上品な甘さの黒豆とほうじ茶はしょうがの辛みを打ち消し、口の中がリセットされます。
とても考えられた組み合わせだと感じました。
甘海老真丈
黄色はそうめん、花は生麩、とろみのついたダシ。
真丈の中には甘海老が3匹。
冷めるとはんぺんのようになり、安っぽい味になってしまうので、温かいうちに全部食べた方が良いです。
桜海老とおかひじきの吸物
食感のあるおかひじきと柔らかい身の桜海老がバランスよく盛り付けられています。
汁はダシが効いています。
御飯
焼き車海老と赤海老そぼろのまぶし
エビが層状に盛り付けられていて、上から下に焼き車海老の半身、ごはん、赤海老そぼろ、ごはんの順になっています。
まずはオススメの順番で食べてみました
一膳目……そのまま食べる
車海老の旨みと食感、赤海老そぼろの旨みや味を最も感じました。
二膳目……だし醤油と薬味の白ねぎ・柚子胡椒を加えて味変して食べる
ゆず胡椒の辛さ強め。だし醤油は味濃いめ。
ゆず胡椒と醤油は少しずつ調節しながら加えたほうが良さそうです。
三膳目……玉子をかけて食べる
卵かけご飯が好きな方はとても好きかもしれない。
玉子で海老の味がうすくなるが、温めた卵がご飯の温度を下げないので、上手く混ざり合いまろやかな味。
四膳目……だしをかけて食べる
とてもおいしいが、海老のご飯にダシ汁をかけた想定内の味。
好みの順番は
同率1位はそのまま食べる1膳目と薬味を加えた2膳目。
第3位は出汁をかける4膳目。
第4位は玉子をかける3膳目でした。
6等分し、最初の4等分をオススメの食べ方で、残り2等分を気に入った食べ方で食べました。
そのまま海老ご飯で食べ、少し飽きたらだし醤油はかけず、柚子胡椒とネギをトッピングして食べ、吸い物を飲む。
結果として、これが私にとってベストな組み合わせでした。
香の物
柴漬け
お菓子
えびせんべい
テーブルの上が片付けられ、新しいおしぼりと緑茶が運ばれました。
チーズを焼き付けたえびせんべい。
海老とチーズの相性抜群。
どちらもクセが強いが、緑茶の苦味で中和されてとてもバランスが良い。
甘いデザートではなく最後まで海老。
強いこだわりが感じられました。
会計
食事が終わったら自分のタイミングで1階売店で会計。
時間内はゆっくりおしゃべりすることもできます。
クレジットカード使用可。
売店にデザートで出てきたチーズえびせん(こんがりえびチーズ 6袋入 ¥660 税抜)が売っています。
アクセス
まとめ
車えび、甘えび、桜えびなどを使用。
出汁にこだわり、素材の味を生かした海老づくしの料理が食べられます。
ごはんが沢山なので見た目以上にボリュームあり。
予約なしでは食べられないので面倒ですが、予約して食べる価値は十分にあります。
地下にあるので、金山駅のにぎやかさを感じさせない落ち着いた雰囲気です。
予約制、少人数なのも雰囲気作りに役立っていると思いました。
気取らずちょっとリッチな気分が味わえるお店です。
名古屋めしといえばうなぎ
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