中部地方観光見聞録

愛知、岐阜、三重を中心に中部地方のおすすめスポットや情報をお伝えします

名古屋の東によーさん(たくさん)古墳があるんです。でも致命的に映えない…。

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たくさんの古墳が見学できる「歴史の里しだみ古墳群」に、2019年4月古墳を巡る拠点施設「体感!しだみ古墳群ミュージアム」(SHIDAMU)がオープンしました。

 

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名古屋市内には約200基の古墳がありますが、志段味古墳群には最多の66基があります。そのうちの7基が国の史跡に指定されています。

 

志段味大塚古墳、勝手塚古墳、白鳥塚古墳、東谷山白鳥古墳、尾張戸神社古墳、中社古墳、南社古墳が国指定史跡である7基の古墳です。

 

 

 

 

しだみ古墳群とは?


市内最高峰の東谷山がある名古屋市守山区上志段味は約1700年前の古墳時代庄内川の河川交通と陸路が交わる要所として栄えていました。

 

東谷山(標高198.3m)の西側、庄内川河岸段丘に造られたしだみ古墳群。


この辺を支配していた「尾張氏」は、後に大和王権となる「大王(おおきみ)家」と深いつながりがありました。

 

尾張氏の最初の王の墓である「白鳥塚古墳」が造られたのち、東谷山周辺はおよそ400年間、ほぼすべての時代に古墳が作られ、各時代を象徴する古墳が限られた地域に集中する全国でも珍しい古墳群になっています。

 

この辺を車で通りかかることが時々ありましたが、名古屋のはずれの緑豊かな所だなという印象でした。古墳があるとは聞いたことがあったのですが、こんなにたくさんの古墳があるなんて知りませんでした。

 

ミュージアムオープンを機に、平成27年にこの辺の古墳群が整備されたようです。

 

古墳って何だろう?


古墳を実際に見る機会は少ないかもしれませんね。正直私もこの辺の古墳を、ただの山や丘だと思っていました。

 

予備知識なく古墳を見に行ってもなかなか古墳がイメージできないと思いますので、「体感!しだみ古墳群ミュージアム」に併設された公園にある国指定史跡の「志段味大塚古墳」を見学して、古墳がどんなものか体感されることをおすすめします。

 

古墳予備知識

 

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出典:歴史の里 しだみ古墳群 まるわかりガイド

 

 

志段味大塚古墳

 

5世紀後半(古墳時代中期)に作られた帆立貝式古墳です。

つくられた当時の姿に復元されているので、古墳のイメージをつかみやすいと思います。

 

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公園内に簡単な解説が書かれている所があるので、読みながら散策すれば理解が深まります。

 

公園内を散策していると、土が盛り上がっているところが案外古墳だったりしてびっくりします。

 

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左:解説付き案内板 中:突然現れる古墳 左:道路のせいで切り取られた古墳

 

さらに「体感!しだみ古墳群ミュージアム」で予備知識を入れれば、志段味古墳群は制覇できるでしょう。

 

 

体感!しだみ古墳群ミュージアムとは?

 

見る、触れる、体験するをコンセプトに、古墳時代をわかりやすく解説したミュージアムです。

 

展示室には志段味古墳群の出土品だけではなく、古墳時代の理解を助けるような埴輪などの出土品を他の地域からも集めて展示しています。埴輪のレプリカは触ることもできます。

 

古代衣装を身に着けて記念撮影できます。巫女さんのヘアスタイルになれるヘアバンドは、身につけるとリーゼントみたいで変です。

 

「5分でわかる!志段味古墳群」のアニメーションは志段味古墳群をしっかり理解することができました。夏休みの自由研究に良さそうです。

 

古墳を巡る古墳ガイドツアー、火起こしなどの古代体験が可能な体験活動室、こどもこふんという室内の遊び場、ミュージアムショップ、カフェがあります。

 

 

古墳散策

 

ミュージアムから国指定史跡である勝手塚古墳、白鳥塚古墳、東谷山白鳥古墳は「志段味大塚古墳」から徒歩で散策できる距離です。

 

東谷山の山頂と尾根にも3つの古墳がありますが、こちらは体力と時間に余裕がある方向けだと思います。

 

根性無しの私は、ミュージアムから近い勝手塚古墳、白鳥塚古墳、東谷山白鳥古墳を散策しました。

 

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白鳥塚古墳 

 

4世紀前半(古墳時代前後)作られた前方後円墳です。

志段味古墳群の中で最も大きく石英が大量に出土していて、古墳の表面に巻かれていたと考えられます。昔は石英が光に照らされてキラキラと光っていて、立派でとてもきれいだったと想像されます。

 

この辺りを支配していた尾張氏の最初の王の墓です。

「5分でわかる!志段味古墳群」のアニメーションによると、大和王権と深いつながりがあったので、大和の王と同じ形状の古墳の作り方を教わり、前方後円墳をつくることができたようです。

遠征で傷ついたヤマトタケル尾張まで運んだ白鳥のお墓であるという伝説もあります。

 

 

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左:後円墳の墳頂への階段 中:墳頂 右:墳頂で見上げると木漏れ日が…

 

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左:古墳の斜面を飾る葺石の再現 右:文科省のくい

 

文科省のくいを発見。ただの野っ原ではなく、文化財なのだと改めて認識しました。

 

 

勝手塚古墳

 

5世紀末〜6世紀初め(古墳時代後期)に作られた帆立貝式古墳(前方後円墳の前方が短いもの)です。

古墳全体が勝手神社の境内になっていて、後円部の墳頂に社殿があります。

 

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左:埴輪を並べたテラス 中:奥が堤の高まり? 右:暗いところが壕?

 

墳丘とその周りをめぐる壕(ほり)と堤(つつみ)が良好な状態で残されています。

県内でも堤の高まりを現在でも見ることができて貴重なのだそうですが、素人の私にはぼんやりしか分かりませんでした。

 

 

 

東谷山白鳥古墳

 

6世紀末(古墳時代終末期)に作られた円墳です。

 

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名古屋市内で唯一完全な形で横穴式石室が残っていて、しかも石室が見学できます。中は暗いので電気をつけて、音声解説聞くことができます。

 

 

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携帯で石室の写真を撮っていたら、カメラアプリが何度も落ちてしまったので、ヤバイ!たたりかも…。古墳の主が怒ってるんだとビクビクしてましたが、よーく見たら携帯の充電が数パーセントしかなく、低電力モードだったので、カメラアプリが落ちているだけでした。

チャンチャン🎵。

お墓の主はそんな心の狭いお方では無いようです。

 

  

まとめ

 

駐車場が無料なので、時間を気にせずミュージアムを見学して古墳散策をしたり、広い芝生の公園なので思いっきりからだを動かしたりできます。

東谷山フルーツパークフルーツパークが近いので帰りに寄っていくのも良いでしょう。

大人も子供達も勉強になりますし、間近で本物の古墳を見学出来たりしてとてもよい施設だと思います。

古墳群一帯がしっかりきれいに整備されていて、自然豊かな緑の中を落ち着いた雰囲気で散策できます。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。古墳情報に需要があるかわかりませんでしたが、知識を入れてから散策すれば楽しめると思いました。

 

 

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