前回は徳川園の散策について紹介しましたが、今回は徳川園周辺です。周辺もなかなか見どころがありますよ。
蘇山荘
戦前最大の博覧会「汎太平洋博覧会」の迎賓館として使用された建物を移築したもので、昭和20年の空襲にも奇跡的に焼け残りました。その後、公設の結婚式場「徳川会館」として市民に開放されていましたが、平成16年に喫茶場として一部修復され今に至ります。和と洋が調和した独特な日本建築です。
プロデュースは名古屋で創業して20年以上の株式会社ゼットンで、個人的にはおしゃれな飲食店を多くプロデュースしているというイメージを持っています。
昼間はカフェ、夜はカフェバーとして営業していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため夜の営業は休止しています。名古屋のセレブも利用するカフェですので、名古屋式のお得感満点の喫茶店というわけではありませんが、おしゃれで雰囲気が良いので訪れる価値があります。
2020年6月、15時すぎの来店時には八丁味噌の名古屋ハヤシライスと、本日のケーキは売り切れでした。
ガーデンレストラン徳川園
こちらもゼットンプロデュースのフレンチレストランです。観仙楼内にあります。店内入口は、黒門口側にあり、蘇山荘と入口は共通です。ランチはドレスコードがありませんが、ディナーは男性はサンダルと肩が出る服はご遠慮下さいとのことでした。女性の規定は特にありません。
藪椿
徳川園黒門から西へ真っ直ぐ30〜40メートルのところにある中央ロータリーは尾張藩二代藩主光友公がお植えになったヤブツバキがあったそうですが、戦災で焼失しました。往時をしのび、再植樹されました。
公園
徳川園の園内ではありませんが、敷地内にある公園で、大曽根口側の北駐車場の上にあります。昔懐かしの遊具があり、近所の子供達でにぎわっていました。子供が徳川園に飽きてきたらこちらで気分転換も良いかと思います。入場券の半券があれば、徳川園に再入場もできますしね。
遊歩道
公園の奥の方にある遊歩道は黒門側に通り抜けできます。地元の人達が犬の散歩やジョギングなどで日常的に使っていて、木陰が涼しく都会の中のオアシスです。
公園や遊歩道は、6月なのに夕方になるとたくさん蚊にさされましたよ。虫除け対策した方がよいです。
少し離れますが、わらび餅で有名な和菓子屋の芳光、食べログのラーメン百名店に選ばれている徳川町如水、大相撲名古屋場所の九重部屋の宿舎になっている徳源寺なども見どころです。
徳川園散策についでに訪れてみてどうですか?
尾張徳川家初代・徳川義直のお墓がある秘境駅「定光寺」、滝カフェ